《 屋根材編 》
屋根の材料には、瓦、スレート、トタンなどいろいろありますが、
そもそも、どうやって屋根の上に材料を上げればいいのでしょう?
周囲の家を眺め回して見ましょう。
屋根の上に上がれる家なんてありますか?
普通の家は、そこに住んでいる人でさえ簡単には屋根の上に上がれないように出来ていますよね。
業者が屋根工事をするときは、「瓦上げ機」とでも言うのでしょうか?、ハシゴに台車がついたような機械を使って、エンジンの力で材料を屋根の上まで運び上げています。
素人はこのような大規模な機械を持っていません。
ではどうするか?
長い2連ハシゴをかけて、屋根材料 を背負ってハシゴを上り、屋根まで到達する?
平屋建てならばそれで可能でしょうが、2階建てとなると、それはかなり怖いですね。
やってやれないことはないでしょうが、キツイ、怖い、危険の3Kですよ。
どのようにパキスタンの織ラグが行われ
私はどうしたかというと、人が歩いて屋根に上れる構造の家にしたのです。
ハシゴではなくて、ちゃんと床の上を(傾斜はしていますが)歩いて上るのです。
実例:私の家を西側から見るとよくわかります。
つまり、階段で2階まで上り、2階の窓から屋根に出て、
その屋根をつたって母屋の屋根に到達します。
私が、自分の家を、人が歩いて屋根に上れる構造にしたのは、屋根工事をしやすくすることも理由のひとつですが、屋根に上って遠くを眺めることが出来るというのも捨てがたい魅力でした。
屋根の上はいいですよお!
夏の夜などは屋根の上でビールを飲むもよし。(^o^)
寝転がって星空を眺めるもよし。
トップライトのガラスの掃除も簡単に出来るし・・
ちなみに我が家は、屋根に上ると林の梢越しに盛岡市の夜景が少し見えます。(^o^)
木材デッキを構築する方法
私は家の形自体を工夫して屋根工事を安全に行いましたが、これはこれでひとつの工夫でしょう。
もっとほかに工夫はあっていいと思いますよ。
例えば、知り合いの知り合いの、そのまた知り合いあたりに建築業者がいたら、瓦上げ機を格安で、あるいはタダで貸してもらう・・・とか。
さて、歩いて屋根に上れるとすれば、材料を持ち抱えて運び上げればいいだけなので、危険度はグンと減ってきます。
あとはひたすら運び上げるだけ!
私の家では、カラーベストコロニアルという厚さ4ミリのスレート系屋根材を使いましたが、納品状態で一梱包あたり30kgほどの重さがあります。
これを全部で60梱包だ!・・・大変そう・・
うまい具合に、当時の職場の係員たちが建築工事に大変興味があり、私の家づくりに参加したがっていたので、秋の一日、皆で現場に泊りがけで屋根工事をしたことがあります。
自分の家の屋根にどのように
もちろん夜は現場で大宴会ですが(^^ゞ
そのときに、5人がかりでいっきに屋根材を全部運び上げてしまったのです。
あっという間でした。
ちなみに、その5人の中には女性も混じっていましたよ。
しかも身長150cmくらいの小さな人ですが、すごく働くのですよ!これが・・
もし一人でやるとすれば、一回一梱包づつ持ち運び、一往復に8分かかるとして60梱包×8分=480分 即ち8時間!!!
おそらく後半戦には疲れてフラフラになるでしょうから、安全のためにも一日でなく、まる2日くらいはかかると思ったほうがいいでしょう。
まっ、どこかの山に登山でもしたと思えばいいんではないでしょうか?
体力仕事も時にはいいもんです。すごく充実感がありますよ。
ついでにビールもうまい!
⇒ 実際の屋根工事の様子
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